素材を活かすということ

先日、食事をしていて、立派な松茸をいただきました。

香り、食感、そして素材そのものの味。

余計なことをしなくても、良い素材はしっかりと魅力を出してくれます。

これって、実は家づくりにも通じるところがあるなと感じました。

建築も、良い材料を使えばそれで良い家ができるわけではありません。

木材の特性を知り、断熱材の性能を理解し、気密や換気、日射のことまで考える。

そして、現場で一つひとつ丁寧に納めていく。

素材の良さを引き出すのは、最後は「人の仕事」だと思っています。

私は大工として30年、この仕事に携わってきました。

これからも流行だけを追うのではなく、長く住むほど「この家にして良かった」と思っていただける住まいをつくっていきたい。

良い素材を活かす。

そして、職人の技術でさらに良いものにする。

料理も家づくりも、そんなところは同じなのかもしれません。

今日も一棟一棟、お客様の大切な家と向き合っていきます。